AVERAGE関数の使い方と例|エラーの解決方法【スプレッドシート】

スプレッドシート(spreadsheet)のAVERAGE関数の使い方と例です。

目次

AVERAGE関数の使い方と使用例

範囲内の数値の合計を求める

【使用例】
=AVERAGE(A2:D7)

1:平均を出したい範囲A2:D7を設定

結果:54

数値の平均を出す際には、AVERAGE関数を入力した後に、計算したい範囲をドラッグすることで、範囲を選択できます。

範囲や数値を増やすときはカンマで区切る

【使用例】
=AVERAGE(A2:D7,A9:D9,100)

1:平均値を出すために使用する範囲A2:D7を入力する
2:カンマを入れて、2つ目の範囲A9:D9を追加する
3:3つ目の値として数値の100を追加する

結果:61.931....

AVERAGE関数に範囲や数値を追加する際は、「,」で区切って追加しましょう。セルの範囲だけでなく、実際の数値も入力可能です。

AVERAGE関数の書式

書式(構文)

書式と説明関数の分類
=AVERAGE(数値 1, [数値 2], …)

▼範囲内の引数の平均値を返す。
統計
数値 1平均値を出したいセル範囲必須
数値 22個目以降はカンマで区切って指定任意
ポイント
複数の範囲や値を羅列できる
数値以外は無視される

範囲内に数値がないとエラー

AVERAGE関数でエラーが起きるときの原因と対処方法

  • 範囲内のテキストが数値ではない
  • 指定範囲が誤っている

範囲内のテキストを数値化する

手順説明
1
AVERAGE関数が合計されず、エラーになる例
2
数値にしたい範囲を選択する(例ではA2:C2を選択)
3
上のバーにある「表示形式」を選択→数字→0
4
値が数値になり、SUM関数が動作するようになります。

AVERAGE関数がエラーになるときの原因として範囲内の数字がテキストである場合が挙げられます。この時は書式を見直して、数値にすることで改善可能です。

誤った範囲を指定した場合エラーになる

シートに存在しない範囲を指定すると「#div/0」エラーの原因になります。平均を出したい参照範囲が誤ってないか確認しましょう。

エラーを除いて計算する

=AVERAGE(IFERROR(A2:C2,""))

平均を出したい範囲に#N/Aなどのエラー値がある場合は、IFERROR関数を挟むことで、エラー値以外を合計してAVERAGE関数を適用できます。例では、エラー時の処理として、「””」(空文字)を設定しています。

AVERAGE関数の応用テクニック

平均値の小数点以下の表示を設定する

AVERAGE関数で平均を出した際の、小数点以下の数字については以下の3つの関数を使って表示を切り替えるのが有効です。

ROUND四捨五入
ROUNDUP切り上げ
ROUNDDOWN切り捨て

平均値の小数点以下を四捨五入して表示する例


小数点以下に3が続く

ROUNDで小数点以下を一桁になるように四捨五入
=ROUND(AVERAGE(A2:C2),1)

四捨五入する際は、ROUND関数をAVERAGE関数の外に記述し、小数点以下の表示桁数をカンマで区切って入力しましょう。桁数を指定しない場合は、小数点第1位を四捨五入して、整数のみの表示となります。

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