【Claude】Claude3.5Sonnetでプログラミングさせるコツ【クロード】

Claude3.5Sonnetを活用してプログラミング作業をやってどうするのが良いかについて実際に利用してみた自分の考えをまとめています。3.5Sonnetリリース直後から有料プランに契約して1か月ほど使用してみています。

目次

プロンプトエンジニアリングをする

設計図のようなものを作って投げる

現在のClaude3.5Sonnetには会話の上限あったりや引継ぎ機能が無いため、効率よくやりたいことを理解させることが重要になります。そのため、設計図(設計書)のようなものを事前に作っておき、プラスアルファで文字でやりたいことを要約してあげると内容を素早く理解させやすいです。

事前準備は面倒ですがやっておくと良いでしょう。

  • 要件の詳細なドキュメントを作成:機能要件、非機能要件、デザイン要件などを含む詳細な仕様をドキュメントにまとめます。
  • 要約を作成:上記ドキュメントの要点を簡潔にまとめた要約を作成し、Claudeが重要なポイントをすばやく理解できるようにします。
  • 視覚的な補助資料を用意:手書きの図やスケッチ、スクリーンショット、URLなどを活用して具体的な完成像を伝えるなど

プロンプトエンジニアリングとは、AIモデルに対して最適な指示(プロンプト)を設計し、望ましい出力を得るための技術です。これにより、AIの性能を最大限に引き出し、効果的かつ効率的にタスクを遂行することができます。

要件を整理する

いきなりコードを書いてもらうより、要件をまず整理させるところから始めるのがよいです。Claude自身がこちらの意図をくみ取れていないところの指摘もできますし、今以上の提案もしてくれます。「このアプリの要件をまず定義したい」などと指示を出せば大丈夫です。

また、要件を整理しておくことで、新しい会話でその内容を張り付ければよくなるので、要件整理は行っておくのがおすすめです。

  • 要件定義:具体的な機能要件と非機能要件を明確に定義します。ユーザーストーリーやユースケース図を用いると良いでしょう。
  • フィードバックの取得:Claudeからフィードバックを得て、必要に応じて要件を修正します。Claudeは提案もしてくれるため、新たな視点からのインプットが得られます。これがかなり良いです。

完成像をイメージさせる(画像などを見せると効果的)

完成像をイメージさせることも重要です。アーティファクトの機能で見た目を決めることでコードをなんども書いてもらう手間も省けますし、完成像をこちらもイメージしやすくなります。

手書きの写真やサイトデザインの画像、URLなどを使って理解させることも可能です。例えば、このサイト(URL)を参考にデザインを考えてください、など。

  • モックアップやプロトタイプを作成:Figmaなどのツールを使って簡単なモックアップやプロトタイプを作成しておくとすごくClaudeが理解しやすくなります。
  • 参考URLの提示:インスピレーションとなるサイトやアプリのURLを提示し、「このデザインを参考にしてください」と伝えると、良いものができることがあります。URLはClaudeの思った感じになるので、ガチャ感あります。
  • 画像や図の提供:手書きのスケッチやデザイン図、スクリーンショットなどをClaudeに見せることで具体的なイメージを共有。これは結構いい精度でやってくれるのですごく便利です。

整理がついたら新しい会話で実際に作っていく

要件と完成像のイメージがついたら実際に会話で作っていきましょう。この際に事前に整理した要件やデザインをまとめ、設計図としてClaudeに見せるとよいです。私はスプレッドシートに書いてPDFとして書き出して読ませています。

  • 要件の再確認:新しい会話を開始する前に、再度要件を確認し、Claudeに共有します。
  • 具体的なタスクの指示:具体的なタスクを箇条書きで指示します。例:「ユーザー登録フォームを作成してください」など。強調したい部分はとくに文章にしておいた方が余計なことをしない気がします。
  • 進捗の確認とフィードバック:進捗を随時確認し、フィードバックを行います。必要に応じて、設計図や要件を見直します。Claudeは段階的に作っていく傾向があるので、ある程度まとめて実装してからフィードバックするのもよいかもしれません。

基本で抑えておきたいこと

アーティファクトを設定しておく

アーティファクトはプログラムやデザインの完成像を視覚的に表示する機能です。整理したデータなども視覚的にとらえることができます。最初に設定しておきましょう。

設定は左下の自分のアイコンから「Feature Preview」の「Artifacts」をオンにしておきましょう。

ファイル数と容量に注意する

現在時点では、何度かやってますがおそらく、会話につき容量が30mbまでイメージファイルは5枚まです。上限になると新しい会話に行くしかなくなるので、必要なデータのみを渡すように心がけましょう。

会話上限・引継ぎに注意

現在のClaude3.5Sonnetでは、会話が一定に達するそれ以上会話を続けることができなくなります。また、ChatGPTのように以前の会話内容は覚えておらず、会話ごとに完結してしまう仕様です。そのため、長くなるようなプログラムやデザインを考えてもらう場合は、新しい会話にいかに効率よく引き継ぐかを意識しておくことが重要です。

デザインや要件を整理しておてバックアップをとったり、プログラミングコードをテキストファイルや文字に起こしておいたりするとよいでしょう。

その他のテクニック

エラーがでたらとりあえずエラーコードを貼る

エラーが出たら取りあえずエラーログを貼っておけばなんとか直してくれることが多いです。

画面上や細かいミスはまとめて送る

細かいミスを毎回指摘すると会話数を消費してしまうので、ある程度実装し終わってから何か所か指摘していくのも良いと思われます。

環境やルールを指定する

どんな言語やライブラリを使うかやCSSやレイアウトのルールなどを明確にしておくとよいでしょう。

レビューや改善案をだしてもらう

Claude自身にコードのレビューをしてもらうのも効果的です。また改善案について尋ねれば、自分の思わぬアイディアが思いつくことも多いので、とりあえず聞いてみるのもありです。

ただし勝手にコード書き始めることがあったりするので、「一旦コードは書かなくて大丈夫なのでこのアプリのさらなる改善案を提案してください」などと前書きしておくと良いです。

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