エクセル(Excel)における、重複を削除する方法です。
目次
エクセルの機能を使って削除する方法
重複の削除機能を使う
手順 | 説明 |
---|---|
1 | 重複を削除したデータ群のセルを選択する |
2 | ツールバーの「データ」タブから 「重複の削除」を押す |
3 | 削除に設定したい列を選択して「OK]を押す |
4 | 重複が削除され、一意な行が残る |
重複の削除は、エクセルの機能を使って行うことができます。列は連続したヘッダーがあれば、行はデータが連続していれば重複削除の対象としてみなされます。
空行・空列を挟むと重複機能に含まれない例
上記の画像は、11行目とD列にて空行と空列を挟んだため、重複の削除を押しても対象として含まれない例です。
データとヘッダーが連続するようにそれぞれ11AとD1を設定してあげると、重複の削除オプションにヘッダー加えられ、12行目のデータも重複削除の対象となります。
関数を使って削除する方法
UNIQUE関数で一意な値を抽出する
【野菜のリストから重複を削除する例】
=UNIQUE(A2:A11)
UNIQUE関数は、範囲内の重複を削除した値を返してくれる関数です。上記の例ではA列の値を選択して一意な野菜のリストを取り出しています。
複数列を加味した重複の削除も可能
【野菜と価格を合わせた重複を取り除く例】
=UNIQUE(A2:B11)
UNIQUE関数の引数として、範囲を与えてあげれば、複数列を加味した重複の削除が可能です。上記画像の例では、野菜と価格が同じ物のみを取り除いているので、同じ野菜でも価格が違う行は残って出力されます。
COUNTIFで重複しているデータを洗い出す
COUNTIF関数でデータの個数を調べて、フィルター機能を使うことで重複している行を洗い出すことができます。COUNTIF関数にIF関数や様々な関数を組み合わせることで、条件を設定した重複データも取り出すことが可能です。
手順 | 説明 |
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1 | A列にCOUNTIF関数を入力し同じ行のB列の値が、B列内に何個あるか調べる =COUNTIF(B:B,B2) |
2 | 「データ」タブからフィルターをかけ、フィルターのアイコンを押す。 表示された値の中から任意の値を外して適応を押す。 →重複していないデータを取り出したい場合は1を残す →重複しているデータを確認する場合は1のみチェックを外す |
3 | 今回は重複しているデータを取り出しました。 |
関数を組み合わせて重複条件を決める例
条件 | コード例 |
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A列の重複しているデータをすべて〇にする | =IF(COUNTIF(A:A,A1)>1,"〇","") |
りんごを含むデータをカウントの対象にする | =COUNTIF(A:A,"*りんご*") |
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