エクセル(Excel)のプルダウンの設定方法・作り方です。
目次
プルダウンの設定方法
プルダウンを設定する手順
手順 | 説明 |
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1 | プルダウンを追加したいセル、または範囲を選択 |
2 | ツールバーの「データ」から「データの入力規制」を選択 |
3 | プルダウンから「リスト」を選択 |
4 | ソース欄にカンマ区切りで項目を入力 |
5 | 選択したセルにプルダウンが追加される |
プルダウンの中身(リスト)の作成例まとめ
リストの設定例 |
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静的なリストを使う セル範囲を指定 名前付き範囲を使用する IF関数で条件を付ける INDIRECT関数で範囲を参照する OFFSET関数でリスト範囲を自動調整 |
静的なリストを使う
静的なリストの例 |
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リンゴ,バナナ,みかん |
文字や数字を「,」カンマ区切りで設定し、プルダウンメニューにする方法です。直接値を書き込みましょう。
セル範囲を指定
手順 | 説明 |
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1 | ソースの値をクリック。内容があれば削除 |
2 | セルを選択、またはドラッグする →選択状態になった範囲がソースに追加される |
名前付き範囲を使用する
名前付き範囲を指定することも可能です。名前付き範囲の前に「=」を付けて設定しましょう。
名前付き範囲の作成例
手順 | 説明 |
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1 | 名前を付けたい範囲を選択 |
2 | 名前ボックスに任意の名前を付けてEnterキーを押す |
3 | 名前付き範囲が作成される |
IF関数で条件を指定
C列の値が野菜 | C列の値が果物 |
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野菜のリストが表示される | 果物のリストが表示される |
設定した条件 | |
=IF(C2="果物",$A$2:$A$9,IF(C2="野菜",$B$2:$B$9,"")) |
リスト内のデータはIF関数で条件を付けて、内容を変更することもできます。上記の例ではC列の値によって、プルダウンに表示されている内容が変更されるように関数を設定しています。
INDIRECT関数で範囲を参照する
手順 | 説明 |
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1 | 名前付き範囲を作成 |
2 | ソースに名前付き範囲をINDIRECT関数で指定する ※$を入れること |
3 | 名前付き範囲を参照したプルダウンが作成される |
OFFSET関数でリスト範囲を自動調整
手順 | 説明 |
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1 | OFFSET関数とCOUNTAを組み合わせて A列の値のある物をプルダウンのリストとする コードの例 =OFFSET($A$1,0,0,COUNTA($A:$A),1) |
2 | A列の値でプルダウンが作成される |
OFFSET関数とCOUNTA関数を組み合わせることで、列のうち値のある範囲でプルダウンのリストを作成することができます。
ただし、ヘッダーがある場合は、ヘッダーも追加されてしまうので、注意して使いましょう。もしくは、参照する範囲を「$A:$A」から列の初めから終わりまでを指定するように変更すれば解決できます。
ヘッダーがある場合は参照範囲を調整
ヘッダーを除く際のコード例
=OFFSET($A$2, 0, 0, COUNTA($A:$A) - 1, 1)
ヘッダー行がある際は、開始位置をりんごのある「$A$2」に指定し、A列の非空白セルの数をマイナス1するようにしてあげるとよいです。
プルダウンを解除する方法
対象のセルを選択してデータ入力規制の「すべてクリア」を押す
セルのプルダウンを解除するには、解除したいセルもしくは範囲を選択した状態で、データの入力規制を開き、「すべてクリア」を押すと解除されます。
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